4.調速機(Controller Unit)

調速機の主な役割は、その名の通り、時計の速さを調整することです。

調速機の主要部は、「てんぷ」と「ひげぜんまい」です。

スケルトンやシースルーバックの腕時計なら、すばやく往復運動している丸い輪が見えますが、これが「てんぷ」です。この「てんぷ」は、輪のような形状をした「天輪(てんわ)」と、回転軸となる「天真(てんしん)」からなっています。

てんぷが左右に往復運動すると、同時に「ひげぜんまい」が伸縮をくり返します。渦巻状になっているひげぜんまいの中心部分は、天真に取り付けられた「ひげ玉」に固定されていて、反対側の端(渦巻きの外側部分)は、ひげ持ちに固定されています。

このひげぜんまいが長いとてんぷがゆっくりと振れ、短いと速く振れます。したがって、時計を遅らせたいときはひげぜんまいを長くし、早めたいときは短くすることで、時計の進みや遅れを調整することができるのです。

2012年2月11日

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