2.オーバーホール

腕時計のオーバーホールは、できれば3年、それが無理なら5年ごとに行うことが望ましいです。

時計の使用状況や使われているオイルの質にもよりますが、3年ごとにオーバーホールすれば、時計にとって最良の状態を、長期間にわたって維持することができます。

もし前回のオーバーホール注油したオイルが高品質ならば、次回のオーバーホールは4~5年先でも差し支えないでしょう。

一部の時計は除きますが、一般には概ね5年を過ぎるとオイルが劣化し、部品の摩耗等の影響が出てきます。オーバーホールの必要性を理解したうえで定期的に実施することが、時計の価値を保つことにもつながります。

このような定期的なオーバーホールのほかに、強い衝撃や落下などで時計に不具合が生じたり、水が入ってしまったときなどは、メンテナンスが必要です。また、精度が落ちて時間が狂い始めるのも、オーバーホールが必要なサインと言えます。

オーバーホールは、時計修理の技術者がいるお店で、オーバーホールの手順に準じて行われます。単に部品を分解洗浄・注油するだけではなく、いくつもの工程を経て、時計の本来の性能が発揮されるように調整していくのがオーバーホールです。

ところで、時計によっては、デザインや商標は有名ブランドでも、心臓部である機械部分は安価に製造できる国で生産を行っているものもあります。

そのような時計の中には、元々が使い捨ての思想で作られているものがあり、オーバーホールができるような設計になっていなかったり、交換部品を供給する体制ができていなかったりすることもあります。

しかし、スイスや日本をはじめとする国の、伝統的なブランドの時計であれば、オーバーホールしながら長きに渡って愛用できるようになっています。

時計の修理やオーバーホールのことなら、時計修理の専門店「時計修理110番」へお問合せください。

2012年6月11日

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