4.時刻合わせ・ゼンマイの巻上げ

時刻合わせの方法

時計の時刻を合わせるときには、針を進ませて合わせる方がいいとされています。

現在の時計は、針を逆方向(反時計回り)に動かしても差し支えないものも多いのですが、アンティークなどでは逆回転させると故障する可能性があることもあります。

時刻合わせは時計の説明書に記載の通りにすれば間違いありませんが、よくわからない場合は、必ず時計回り(進ませる方向)に回すようにすれば安全です。

た だし、アナログクオーツ時計の時刻合わせには、コツがあります。アナログクオーツは構造上、歯車の噛み合わせに一定の余裕 (隙間)が必要です。そのため、正しい時刻よりも5分ほど先に進めてから、ゆっくりと戻して合わせるようにしてください。そのようにすると、歯車の回転が 適切な位置 で噛み合います。
ゼンマイの巻き上げ方法

機械式時計の場合は、ゼンマイを巻き上げることでトルクを得ていますので、ゼンマイがほどけてくると時間が遅れたり時計が止まったりします。

正しく時を刻むようにするために、手巻き式の場合は1日1回、リューズに手ごたえがある直前まで巻き上げるようにします。しっかり巻き上げた状態であれば、1~2日程度は動きますので、日に何度も巻き上げる必要はありません。

ゼ ンマイが最後まで巻き上がっているにもかかわらず、そこからさらに力を加えてリューズを回転させると、ゼンマイが切れることがあるため注意が必要です。現 代の時計では、ゼンマイ切れを防止する「スリッピングアタッチメント」機構が備わっていますが、古い時計ではその機構がないものもあります。力を加えすぎ ないようにしましょう。

 

自動巻きの場合は、時計をはめた手を動かすたびにローターが回転し、自動でゼンマイを巻き上げま す。そのため日常の活動量が少ない場合は、巻き上げ不足で止まってしまうことがあります。そのような時は、リューズでゼンマイを巻き上げられる時計であれ ばリューズで巻き上げ、そうでなければ、軽く時計を動かすなどしてローターを回せば、巻きあがります。

 

機械式時計は、止 まったままにしておくとオイルが回らず、部品の劣化を引き起こすことがあります。ケースに入れたままで動かさないのは、コレクション用の時計に時どき見ら れることです。日常のメンテナンスの一つとして、月に何回かはゼンマイを巻き上げて動かすようにしましょう。

2012年6月3日

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