針のデザイン(2)材質

針のデザインを材質の面から見ていきましょう。針の材質にもいろいろありますが、一般的によく使われるのは、スチールです。

スチールの中でも、デザインとして秀逸なのはブルースチール(青焼き)です。ブルースチールは、針やねじなどをある温度で焼入れし、金属の表面に酸化皮膜を作ったもので、青色に輝いて見えます。

その光沢の美しさのほかに、焼入れすることで普通の針やネジよりも防腐・防錆の効果があり、メッキなどよりも錆びにくくなります。

一方で、ブルースチールを作るには職人の経験や勘が必要で、熟練度が低いと歩留まりが悪くなります。そのため大量生産はできません。

つまりブルースチールは、材質そのものが高価というわけではなく、完成させるために職人の技を贅沢に使った針といえるでしょう。

なおブルースチールにそっくりな化学処理を施したり、ペイントによってそれらしく見せたりした針もありますが、やはりブルーの深みのある色合いは違いますし、むろん防腐・防錆の効果も異なります。

2012年2月24日

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